御曹司社長はイケメンで甘すぎです。
結婚

朝食を食べ終えると、颯真さんが真面目な顔をした。


「結愛、プロポーズはもっとロマンチックにと思ったけど、こういう普通の幸せが続いて欲しいから…今、伝えたいんだ。」

「…っえ?」


颯真さんは、いきなり立ち上がり、私の横で跪いた。


「結愛、俺と結婚してくれないか?」


突然のプロポーズに驚いた。

しかし、答えは一つしかない。


「颯真さん、こちらこそ…よろしくお願いします。」


颯真さんは、私を力いっぱい痛いほど抱きしめた。


「結愛、…よかったぁ…断られたらどうしようかと思っていたんだ…」


いろいろと事件はあったけれど、私は今とても幸せを感じる。
幸せ過ぎて恐いほどでもある。


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