甘いキスをわたしに堕として。

勇気の告白



ドキドキ…



いまの私は心臓が速く脈うっていて、酸素がうまく体内を巡ってくれない。



スマホを片手に深呼吸。



すぅーはー。


あ、やっぱりもう1回やっとこう。



すぅぅーはぁ。


さっきよりも深く、全身で吸って。



あれから帰ったあと、朱里に言った通り電話しようとしているんだけど…。




かれこれ、着信ボタンを押そうか押さないか、30分以上は奮闘している。




もうそろそろかけないと、だよね。
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