再会した幼馴染に溺愛されています。

「アキ……お前があいつと仲良くしてるの見たら嫌だった」


「うん……冬馬としか仲良くしないよ……」


時間が止まったように感じるほど長いキスから解放されたかと思うと私はまた冬馬の胸の中にいる。


どこよりも安心する場所。


もう……見られてもいいや。


「あれ？ちょっと待ってよ冬馬。」


「どうした？」


この流れってどう考えても……。


「ヤキモチ……だよね？妬いたの？」


「バ、バカ言ってんじゃねーよ！」


あ、ヤキモチなんだ。


あの冬馬が妬くなんて想像出来なかった。
こういう可愛い部分もあるんだね。


「でも助けてくれてありがとう。」


「そうそう、俺はただ人助けのつもりで動いただけだよ」


いやいや、そこで急にクールに答えてももう遅いよ……。


それに嫉妬に任せてあんなに激しいキスまで
しといてよく言うよ。


このままの時がずっと続けばいいのに。
ギューしたままで。


「冬馬、そろそろ時間でしょ？」


「ああ……そうだな、じゃあ最後にもう一回だけ」


冬馬がそう言うとまたキスをされた。


も〜！早く好きって言ってよ……！
居残り作業してた時は「付き合ってやっても良い」とか言ってたのに〜。