雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
美味しいって微笑みながら可愛く褒めてくれるから、すごく嬉しい。


律君と夢芽。


明音っちも沙織っちも…


みんな幸せなんだよね。


僕も…


思いもよらない出会いが待ってたよ。


律君への想いは、今は優しい「思い出」になって僕の心の中にある。


決して消えることのない大切な思い出。


『ほら、遥輝、あ~ん。やけどしないでよ』


たこ焼きを焼いて、フーフーして1口。


『たこ焼き大好き!あ~ん。う!うわ、すごく美味しい!幸斗、天才』


その顔がたまらなく好きだよ。


愛おしい人。


『遥輝のために頑張ったから』


『幸斗は偉いよ。僕、またライブとか頑張れる。幸斗がずっと側にいてくれたらね』


『いるよ。ずっと遥輝の側に。大事だよ、君のこと…』


熱いたこ焼きが冷めるまでの少しの間だけ…


君を抱きしめていい?


ほんの少しだけ…


その体の温もり、感じていたいんだ。
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