無気力な王子様は私への愛を拗らせたヤンデレさんでした。
「日向は」
3日後、23時。
私は、最近ひなくんの“異変”に気がついてしまった。
「……ひなちゃ……行かないで……知らないなんて言わないでよ……全部キミが……キミがくれたのに……」
そう唸りながら私に抱きついて眠るひなくん。
……どうしよう……。
先日、ひなくんが悪夢に苦しめられている時はどうにか起こすことができたのに、夜はちがう。
「ごめんね……だから行かないで……僕はキミになにもあげられない……でも……行かないで、欲しい……」
「ひなくん……?」
ひなくんが、私になにもあげられてないなんてことは断じてないよ……?
「奪ってばっかでごめんね……」
「……ひなくん。ぎゅー!」
私は、最近ひなくんの“異変”に気がついてしまった。
「……ひなちゃ……行かないで……知らないなんて言わないでよ……全部キミが……キミがくれたのに……」
そう唸りながら私に抱きついて眠るひなくん。
……どうしよう……。
先日、ひなくんが悪夢に苦しめられている時はどうにか起こすことができたのに、夜はちがう。
「ごめんね……だから行かないで……僕はキミになにもあげられない……でも……行かないで、欲しい……」
「ひなくん……?」
ひなくんが、私になにもあげられてないなんてことは断じてないよ……?
「奪ってばっかでごめんね……」
「……ひなくん。ぎゅー!」