無気力な王子様は私への愛を拗らせたヤンデレさんでした。

「否定するなら口を縫い付けてあげようか?」


……家に帰ってきました。

……私は、いま尊死しそうな状態に陥っています……。


「うわーマンションなのにすっごい広いね」

「え、えへへ……ひなくんがすごくて」


そう……ここにいるのは星空くんと、夜空くん。


「……なんできたんだよ」

「いやいや〜リスナーちゃんとせっかく会えたんだからファンサだよファ ン サ!」

「炎上しちまえ」


……!たしかに、こんなのひいきだよね!


「夜空くんと星空くんは、平等であるべきです!きていただいて光栄ですが、他の仲間(ファン)のためにもお引き取り下さい……!」


夜空星空ファン仲間はいっぱいいるから……!

みんなのことを裏切るようなことはできない!

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