ハッとしてチターゼが振り返れば、何人ものアレス騎士団が壁に体を打ち付けられており、どこからか伸びたツタでキツく縛られている。

「ほら、弱いだろ」

アスモデウスが嗤い、エイモンに向かって殴りかかる。エイモンは片方の銃でその拳を受け止め、アスモデウスに蹴りを入れる。こうして戦いが幕を開けた。

「こらこら、よそ見しちゃダメだろ〜?」

ベルフェゴールがチターゼを蹴ろうとし、チターゼはそれを避けて剣を振り下ろす。そして、攻撃は最大の防御だと次々に素早く剣で攻撃をしていく。だが、ベルフェゴールはそれを軽々と避け、不敵に笑っていた。

「剣裁きは悪くないね〜」

そう言いながら、楽しそうにベルフェゴールは剣を避けていく。その様子にチターゼの苛立ちは募っていった。

「避けてばっかりで、少しは攻撃してきたらどうなんだ!!」

チターゼが怒鳴りながら剣を振り下ろすと、その剣をベルフェゴールはニコニコと笑いながら片手で受け止める。手から血がボタボタと流れていっても、ベルフェゴールは笑ったままだ。