角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。

その日の夜、先輩の電話番号を書き写していたメモ帳を開く。

先輩に手のひらに書いてもらった数字は、もう消えてしまっていたけど、あれから見つからないように教室でメモ帳に書き写した。


【はじめまして、瑠衣です。
私の電話番号とメールアドレス教えておきます！】


おかしくないかなと何度も何度も確認して、先輩にメッセージを送った。


そうしたら、すぐに先輩から返信が返ってきて。


【連絡ありがとう。俺、基本メッセージアプリの方で連絡すること多いから、そっちの方も教えとく】


と、最近流行りのメッセージアプリのQRコードが送られてきて、私はすぐさま友達追加したのだった。