intermezzo
長い道の先にやっと出口が見える

そこから眩しく白い光が差し
わたしの身体を突き刺している

眩しくて痛くて
このまま倒れて
眠ってしまうかも

出口に見えるあそこは
じつはゼロ地点かもしれなかった

出口は消える可能性だってあった

長い廊下をまっすぐ行けど
出口はみつからなかった

だから逃げたくて、他の部屋を探した

他の部屋を探しているようで

実は廊下しかなかった

そのことに気づいたとき

子供のように無力で
気力だけはあった
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