これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜

No.03

そして、高校の入学式がやってきた。



私の当主就任の儀式は色々あって延期になっていた。



「明里ちゃーん!」
「おはよう、愛美」
「おはようークラス表見た？」
「まだだよ」
「同じクラスだといいね」
「それはわかんないよ」




そんな話しをしながら愛美とクラスを見に行く。



「私は……あった、A組だ」
「私、B組だよー。クラス離れちゃったね」
「でも、愛美？あんたの大好きなあいつはクラス同じだけど？」
「!?もう、明里ちゃん!それは言わないの!」



愛美は、わかりやすいから、私からしたらバレバレ。
ゆうは、何気に人気がある。
何故か私たちと同じ高等部に進んだ。
色んな高校から、声かかってたのに。



「でも、隣のクラスだし気が向けばくればいいよ」
「うん」




私が新入生代表として挨拶をする。



「新入生代表挨拶、水城明里」
「はい」



私は壇上へ上がり新入生代表挨拶をする。
私が話しだすと周りがざわつきだす。



私の両親は水城家は捨てた。
しかし、水城財閥は捨ててなくても、水城財閥の会長を父さんがしていて、おまけに不倫してるだの、仮面夫婦だのの噂が飛び散っていたのだ。



そして入学式が終わり、生徒たちは教室へ向かう。