慶ちゃんが抱いてくれない!
デート ~武蔵side~






俺の初恋は真穂のおばあちゃんだったと思う。





魔女だった真穂のおばあちゃんは年齢はわからなかったけど、見た目は自分のお母さんよりもおばあちゃんよりもずっと若くてとても綺麗な人だった。





俺が3歳の時にうちが今の家に引っ越して来た時からの仲ではあったが、うちのお母さんと真穂のお母さんはすぐに仲良くなったらしい。





最初のうちは魔女の家系であることは伏せていたようだったけど、何かキッカケがあったみたいでうちの家族も魔女の家系の事を知る事になった。
最初に教えてもらった時のことは正直全く覚えていなかったけど、真穂が魔女であることは当たり前の様に知っていて、それは他の人にはひけらかしてはいけないという事も何故か理解していた。




そして、強い魔力を持っていた真穂のおばあちゃんは子供が喜びそうな魔力を使った遊びや魔法薬を作ってくれたりした。




魔女の事に興味があったのは確かだったけど、小さいながらにそれ以上に優しくて楽しい真穂のおばあちゃんに魅力を感じていて真穂のおばあちゃんがいる時はいつも遊んでもらっていて、大きくなったら真穂のおばあちゃんと結婚したいと本気で思っていた。





それは幼少期の話であって、思い出の話だけど。





中学2年と高1の時に出来た彼女は同級生だったから年上好きというわけではないと思うけど……最近は楓ちゃんの事が気になって仕方なくなっていた。





前に付き合った二人は両方とも向こうからの告白から付き合って、付き合ってる時はそれなりに楽しんでいたし、慶次が真穂を想うほどの気持ちはなかったかもしれないけど気持ちには応えてたと思う。





自分は相手の事が好きでも周りが見えないほど夢中になる事なんてないと思ってた。




< 67 / 132 >

この作品をシェア

pagetop