敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
「まあ、制服を着た状態で酒を提供するような場所に行ったり、飲酒したりしなければ、結婚式に着用しても問題はないだろうけど」

「本当ですかっ?」

「調子に乗って舞い上がってると笑われるくらいだ」

「そんな……大地さんの株を下げてまでは……」

「ちえりが喜ぶならかまわない。花嫁のわがまま、叶えてやるよ」

本当にいいのだろうかと思いつつ、特別感がうれしくてたまらない。

「大地さん、ありがとうございます」

顔を輝かせると、頭をポンと叩かれる。

「つーことで、決まりだな」

「あ」

大地さんに乗せられて、私のハワイ行きだけでなく、結婚式をするのも決定してしまった。




< 89 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop