OLユンファ。闇の左手第二巻。
涼やかな夜に。
ゴシュン五世は西街区の涼やかな夜のなかで、客を迎えていた。

テトである。

あたし、ユンファはテトから聞いたことを元にして再話をする。

ゴシュン五世は巫女姫テトを不機嫌そうに見ていた。

お茶菓子とお茶が四阿に用意される。

ちりんちりん。

琴が響く。

孫娘のものだ。とゴシュン五世は思ったらしい。

テトは資金融資の話を切り出す。

春昼後刻。

しばらく会話が続いた。
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