憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
after story~恭介side~
『恭介君!久しぶり』


『美穂先輩!』


『本当に久しぶりね。もう、5年ぶりくらいかしら?』


『そうですね、そのくらいになりますよね。お元気ですか?』


『元気よ、すごく。あっ、紹介するね。この人、私の主人』


美穂先輩は、ご主人と2人でLUNA BLUの僕が働くレストランに来てくれた。


お互い自己紹介をしあって、中に案内した。


テーブルに座った2人はとてもお似合いで、ご主人は少し年上のような気もするけど、すごく仲良しな感じが伝わってくる。


美穂先輩…幸せなんだな。


あの頃は少しキツさもあったけど、今はそれを感じない。


きっとこのご主人は、美穂先輩をいつも笑顔にさせるくらい度量が大きいんだろう。


なぜか、すごく嬉しかった。


『恭介君、彼女は出来たの?』


テーブルにワインを運んだ時、思わぬ質問を受けた。


『あっ、いや、その…』


『美穂、困ってらっしゃるじゃないか。プライベート過ぎるよ』
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