憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
え!?


嘘でしょ?


『里桜ちゃんひどいよ、私、聞いてないのに』


そんな…


どうしよう?


あのお花、貴重なのもあるし、今からじゃ…


私の確認ミスだ。


『今さらあれこれ言っても仕方ない。まずは調達出来るか電話したら?』


恭介君のアドバイスで、すぐに晴月グループのいつものフラワーショップに連絡したけど、たまたま1種類だけ別の結婚式で大量に注文が入ってしまって、今すぐの調達が難しいみたいだった。


『どうしよう』


一気に不安になった。


『だったらちょっと俺の知り合いに聞いてみるよ。でっかい花屋の息子なんだ、友達が』


『本当に?嬉しい!良かった、さすが恭介君ね。頼りになるわ』


美穂先輩が嬉しそうに言った。


『すぐに聞いてみるから、里桜、注文する花の種類教えて』


『あっ、うん』


その場で聞いてくれて、数は少ないけど今日中に用意出来るとのことだった。
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