溢れ続ける涙を拭うこともせず、ただただ、手紙を抱きしめ続ける。

あの日、あの時、みわはこんなことを考えながら一緒にいたのだろう。

自分が未来を怖がって、今を心から楽しめずにいたのに。
無邪気に笑顔を見せながら、心の中ではこんな未来を想像して覚悟を決めていたのだろう。



過去のみわのしぐさも表情も一気にあふれ出す。

抱きしめきれない思い出と、みわからの想いに、達哉はしばらく動くことができなかった。