翌週。

『リュウセイはどこかしら?』

相馬総合病院で受付業務をしていると、金髪碧眼の美女に問いかけられた。

年齢は私と同じくらいか、もしくは少し若いのだろうか。背が高く、スタイルも抜群で、周囲の注目を集めている。

『ご面会ですか?』

拙いながらも英語で対応をした。

診療を希望している様子ではないし、リュウセイという名前の家族が病棟に入院しているのだろうか。

『ここにリュウセイ ソウマというドクターがいるでしょう?』

『相馬隆成は、当院の副院長ですが……?』

『アメリカからエリザが会いに来たと伝えてもらえればわかるわ』

どうやらアポイントなどは取っておらず、突撃のようだ。

いったい隆成さんとどういう関係なのだろう。

彼の医院携帯に電話をかける。

「副院長、お疲れさまです。今お時間よろしいでしょうか?」

院内ではもちろん彼のことは役職名で呼んでいる。

『ああ、どうした?』

「アメリカからエリザさんという女性がいらっしゃっています」

『エリザ?』

「どういたしますか?」