しばらく礼からのメールが途絶えたことがあった。
 何かあったのかと心配だったと同時に、自分が日々、息子や美郁のことをこんなにも気にかけているのだと、改めて思い知った。

 「おっ、礼からだ。。。」

 久しぶりの、心待ちにしていた礼からのメールに、カーソルを合わせながら独りごちた。
 
 それを読みながら、絶句した。

 礼の職場の上司でもあり、美郁が敬愛してやまない義叔母が亡くなったとういうのだ。
 思わぬ事故に遭い、亡くなったということだった。

 美郁もだが、礼もおじさんも、特におじさんの憔悴は激しく、目が離せないほどだったと言う。
 魂もその身体さえ、二人で一人と言えるほどのご夫婦だった。
 何事も支えあって、励まし合って、理解しあってきたご夫婦を見てきて育った美郁。
 俺との結婚生活なんて、とんだまやかしだったろう。

 亡くなって49日を過ぎたあたりから、おじさんは気丈にも自分を取り戻しつつあると、書かれていた。
 美郁が献身的に叔父さんを支え、息子が彼の癒しになっていると。

 そんな中、礼は同じ事務所に所属する男性と結婚する約束を交わしていたらしく、このたびの不幸に際し、結婚を延期するつもりだったが、おじさんと美郁の後押しで、来年春に結婚することを決めたと、報告してきた。

 幼い頃から、兄妹とは言え、母親が違うこともあり縁薄かった俺たちだが、美郁のおかげで兄妹らしい交流をすることもできるようになった。
俺は、心の底から、妹の結婚を喜んだ。

 短期で一時帰国をして、礼にお祝いを言おうか、、、