❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
第一章 極道 新堂健斗
「ああっ、気持ちいい」

「ユリエ、いい反応だな」

私を抱いているのは極道新堂健斗、新堂組若頭である。

ここは私の夜の顔である、新堂組管轄のキャバクラ。

健斗は毎日やってきては、私を抱く。

「健斗さん、なんで私をいつも指名してくれるんですか」

「お前との抱擁はめっちゃ、気持ちいいからな」

私は春日部コーポレーションに勤務して十八年、もう

四十歳を迎えてしまう、お一人様。

一応、恋愛経験はあるが、実は初体験はない。

キスしてもドキドキしない。

つまり、感じないのである。

全く潤わない。

どうしたらいいの?

そこで私はキャバクラで働き始めた。

もちろん、昼間はOL、キャバクラは夜の顔である。

そんな私の前に現れたのが、春日部拓真、二十七歳。

春日部コーポレーション御曹司である。

社長であるお父様が倒れて、入院することになった。

一人息子である、春日部拓真が新社長に就任することになった。

そしてこの日、三人の女性社員が呼ばれた。

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