公明正大で優秀な王太子フィルレスが
貴族が集まる夜会で
帝国の皇女から婚約破棄された。
その現場に居合わせた
宮廷治癒士のラティシアは
自分の過去を思い出す。
ラティシアもかつて
義妹に婚約者と実家の伯爵家を奪われ
追い出されていた。
数日後、王城の治癒室へ急患がやってきたが
実は変化の魔法をかけたフィルレスだった。
一般の治癒士が王族の身体に触れるのは
処罰の対象になる。
自分の不運を呪いながらも
同じ経験をしたフィルレスを不憫に思い
婚約破棄され傷ついた心が軽くなればと
懸命に慰めた。
翌日、なんと腕を買われて
専属治癒士へと抜擢される。
喜ぶラティシアだが、出勤初日に
なぜかドレスに着替えさせられ
連れてこられたのは
例の夜会があった会場だ。
そこで告げられる衝撃の事実。
いつのまにかラティシアが
フィルレスの婚約者になっていた。
実はフィルレスが腹黒だと知り、
なんとか婚約解消してもらおうと
奔走するも——?
- あらすじ
腹黒王太子×仕事に生きる宮廷治癒士のラブストーリー
腹黒王太子を書くのが楽しすぎました……(笑)
ひとこと感想などいただけたら、とっても嬉しいです!
少しでも楽しい時間を過ごしていただけますように✧︎◝︎(*´꒳`*)◜︎✧︎˖
2023.1.20 一挙公開
2023.1.24 ファンタジー1位
2023.1.28 総合2位
小説家になろう1/19異世界恋愛日間ランキング4位 累計180万pv突破★
目次
- 第一章 婚約破棄された王太子を慰めました
- 婚約破棄された王太子
- 宮廷治癒士になりました
- 緊急事態
- やっと手に入れた希望
- 業務命令
- 僕の世界が色づいた日
- 第二章 婚約の解消を希望します!
- 王太子は腹黒でした
- カールセン伯爵家の現状
- 就労条件の変更を希望します!
- 癒えてない心の傷
- 第三章 すべてを投げ打っても
- アリステル公爵家の審判
- 溺愛アピール大作戦
- 悪女の慟哭
- アリステル公爵家の判定結果
- 計画は万全に
- カールセン伯爵家の転落
- 第四章 灰色の子犬を拾いました
- コートデール公爵家の審判
- 灰色の子犬だと思ったのですが
- コートデール公爵家の審判
- 僕から逃げられると思ってる?
- 第五章 裏切りの代償
- ルノルマン公爵家の審判
- 裏切り者の末路①
- 裏切り者の末路②
- 裏切り者の末路③
- 職権濫用ですよね!?
- 第六章 その瞳から逃げられない
- 私の居場所
- これが私の業務ですので
- 僕の婚約者
- 私の心に寄り添ってくれたひと
- 腹黒王太子を鎮める方法
- もう腹黒王太子から逃げられません
- 番外編
- 上司は王太子
- 癒しの時間
- 星に願いを