窓のない窓際
第3章
 



ただ、不思議な女だって思ってた……。


まさかそんな秘密があったなんて考えたこともなくて……。


秘密を知った瞬間から、アイツはますます俺の心に入り込んできた。


知りたい……。


もっと近付きたい……。


でも……。


近付けば近付くほど、傷付くことになるなんて、俺はまだ知らなかったんだ。



 
< 141 / 165 >

この作品をシェア

pagetop