幸せの契約
ゆったりとくつろぐ大和さん



私は対照的に
いつ切り出されるかわからない

最悪の話しに身構えていた


「今日ここに来たのは鈴に渡したい物があったからなんだ。」



そう言って手渡されたのは

白い封筒


金色の英文で

何か書かれている


英語が弱い私はチンプンカンプン


首をかしげていると


「ミレニアムパーティの招待状だよ。」


大和さんが教えてくれる


「ミレニアムパーティ?」


なにそれ?



「言うなれば年忘れ会かな?萩乃宮財閥の全社員が一同に介するパーティ。

12月31日から翌年の1月1日にかけて盛大に飲んで、踊り明かす。

ぜひ、鈴にも来て欲しい。」



壮大なパーティの全貌に私は唖然としていた
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