バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》

妻の立場

私はずっと家族に支えられここまで頑張って来た。



一輝にはいつも感謝している。



子供たちも私の仕事を理解してくれている。



夕顔も美憂も何回か私の職場に来ていた。



夕顔の将来の夢は私と同じ保母。



それだけで何だか嬉しい。


顔がにやける。



「ママ顔がヤバいよ。」



本当に生意気なんだから。


でも弟思いの優しい子なのだ。



一輝の帰りが遅い日は、美憂が健太郎をお風呂に入れてくれる。



夕顔は料理が得意でいつも手伝ってくれるんだよね。


今日は一輝が出張で帰って来ない。



修学旅行の下見に出掛けた。



折角の土日なのにね。



でも今日は彩夏が遊びに来る。



お店が改装の為お休みになったらしい。



美憂の将来の夢は美容師。


だから、美憂は彩夏に憧れている。



「ママ彩夏ちゃん今日お泊まりする?」



「どうかな?啓太が当直なら泊まれかもね。」








< 13 / 228 >

この作品をシェア

pagetop