「どうしよう。どうすればこの世界から、元に戻れるの」

不安と恐怖で、頭がおかしくなりそうだった。
よくある小説なんかだと、自分には、この時代で、何か重要な役割があって、それが終われば帰れたりする。もしくは、こっちで死ぬと、気づいたら、元の世界に戻っていたり。


「・・・一度死んでみて確かめるってわけには、ちょぉっちいかないもんね・・・」

さすがに、その方法は試したくない。
リスクが高すぎる。

後は、元の世界に戻ることなど考えず、こっちの世界に適応していって、こっちで一生を送る。


「さすがに、それは、最終手段やね」


はぁ、とため息をついた。
まさか、自分が帰る方法を、ほんとに探さなくてはいけないなんて。あんなの、小説とか、漫画の中の話だと思ってた。

とすると、他の行方不明の人たちっていうのも、同じような状況にあっているんだろうか。

「ってことは、元に戻れたとしても、時間が止まってて、いなくなったそのときに戻れるわけじゃない・・・?」


顔面蒼白。
まさにそんな状態だっただろう。


「急がなきゃ、私、浦島太郎状態になっちゃう!」


泣きそうになった。

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