「性格も裏表なくて、仕事も真面目にやってるし聡と結婚したら幸せになれるんじゃないか?」

・・・・・は?

「若いから、仕事に追われるだろうけど、この先まだまだ伸びて、いい男になると思うぞ。
見た目だけで女が寄ってきてややこしくなる前に釣っといた方がいいな。
年下の男との結婚なんて、ありふれてるしな」

訳がわからない私にはかまわず、恭汰はさっさと寝室へ行った。

取り残された私は、ぼんやりと頭を整理・・・。

『結婚したら、幸せ』
『年下の男との結婚はありふれている』

っていうような事を言ってたような・・・。
それって、私が、聡と結婚するって意味でとっちゃっていいのよね・・・?
あの聡からのメールの中には熱い熱い想いは書いてあっても、
その相手が「杏奈」だってことは書いてなかった。
もちろん私の名前なんて書いてあるわけないけど。

けれど、私に届いたメールだし、あんな内容だし、聡の惚れてる相手は私だって誤解しても不思議じゃない。むしろそれが自然。

自然だけど・・・。

こんなにさらっと聡を私に薦めなくてもいいんじゃないの?