No Mobile No Life
携帯電話
昨日、私は高校に入学した。


入学式は、緊張した。


しかし、それと同時に、ワクワクもしていた。


別に、入学式が面白いものだった訳ではない。


私は母と、一つの約束をしていたんだ。


その約束は、高校へ入学したら、携帯電話を買ってくれるというものだった。


正直、私は高校には進学しなくても良いと思っていた。


しかし、母は私を高校へ進学させたい様だった。


そのため、私に受験勉強を頑張らせるために、この様な約束を母はしたのだと思う。


人間というものは、褒美があれば頑張るものなんだ。


褒美で釣るやり方は、あまり私は好きではない。


しかし、私は携帯電話を持ってみたかった。
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