私の道 ―(実話)―
不安
食後のデザートを食べていた時

二人の幸せを邪魔するように
陸のケータイが鳴った。



ケータイを見つめたまま

出ようとしない陸。



「どうしたの?出たら?」

「うん…番号しか表示されてないから、きっと削除した女の子のうちの誰かだと思う、出なくてもいいよ」





しばらく鳴っていたが止まった。



< 152 / 287 >

この作品をシェア

pagetop