休日明けは嫌いだ。

特に、最悪な出来事があった休日明けは嫌いだ。


「はあ〜」

駅につくと、あたしはため息をついた。

これから会社で南野課長と顔をあわせるのかと思うと、すごく気が重い。

靴に砂袋が入っているんじゃないかって言うくらい、あたしの足取りは重かった。

「おはよう」

後ろから誰かに肩をたたかれた。

振り返ると、南野課長だった。

あたしの頭に浮かんできたのは、休日前の出来事。

「あ…おはよう、ございます」

自分でもわかるほどのぎこちなさであいさつを返すと、逃げるようにその場を去った。

何かあったか、あたしにはわかってる。

あの女の人と何かあったことくらい、頭の悪いあたしだってわかってるもん。

それなのに何なのよ、いかにも何もありませんでしたみたいなあの態度は。

そう思いながら、あたしは会社に向かった。

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