白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~

秘密の夜





北海道最後の夜。



ベッドの上に入浴剤を並べる。





「買い過ぎだろぉ」



「だってかわいいんだもん」




ラベンダーの入浴剤は、丸いのや四角いの、花びらの形のものまでいろんなものがあって選ぶのに時間がかかった。



会社のみんなや、ゆかり、依子、家族へのお土産。



でも、自分にもいっぱい欲しくて、全部の種類買ってしまった。





「そのかわいいの浮かべようぜ」



後ろから私の肩に顔を乗せる先生。



「うん」



ドキドキする気持ちを隠そうとしたのに、先生にはお見通しで……




「何、ドキドキしてんの? 直、一緒に風呂入りたいんだろぉ」





甘い声が耳をくすぐる。



溶けちゃいそう。




「なお……」




耳にキスをする。


先生のエッチ……






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