純白の翼
四人目、魔女、真実。

僕は、道順に見覚えを感じた。
「これって…」
綾野が、複雑そうな顔をして言った。
「三善先生の家の隣だよ、唯の家は。」
「知ってたのか?綾野は。」
「色々あってね、彼女とは。」
「まさか、綾野が好きな人間って…」
「絶対にそれはありえない。」
ぴしゃりと言い返され、僕は口をつぐんだ。
いつの間にか、自然に会話が繋がっている。
知り合い以上、友達未満ってとこか…

「着いたぞ。」
三善の声に、顔を上げると、小さな家が建っていた。
「…黒っ…」
「ああ、これは本人が言い張るもんだからな。」
家の外壁も屋根も真っ黒に塗られている。
嫌な予感どころか、寒気までした。
三善先生、貴方は何故こう変な生徒ばかり集めるんですか?
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