同じ空の下で

「柚奈。」


「何?お母さん。」


「向こうに行っても頑張ってね。」


「うん。」


「ちゃんと、お米と野菜をとるのよ?」


「ははっ。分かってるよ、お母さんっ。」


「それから、……。」


「?」



「辛くなったら、我慢せずに泣いても良いんだからね?」



「…お母さん。」



「向こうの学校がイヤになったらいつでも帰ってきても良いんだからね?」



「うん…。」



私はお母さんの優しい言葉に涙が溢れてきた。



「だい、じょうぶだよ…っ。私、頑張るから…っ。」



お母さんは優しく笑って、私を抱きしめてくれた。




お母さんのこの温もりは私にとって一番の心の充電だよ。








「柚奈、安心しろ。お袋が恋しくなったら、おれが抱き締めてやるよ。」






「……。」


「……。」



…出たよ、お兄ちゃんのシスコン発言。



「引くぅ……。」




「はぁっ?!失礼なヤツだなっ!」



まぁ、こんなお兄ちゃんといれば、きっと新しい生活も楽しいよ。



よろしくね。



お兄ちゃん。


< 40 / 100 >

この作品をシェア

pagetop