「で?どこ行ってたんだ?」


「……妖猫たちの宴に……」

「あ゛!?」


ヒィッ!?怖いよ――!





後ろから抱きしめてきたのは、お顔が閻魔大王様の陸様でした。


手を引かれて旅館に戻って来たんだけど…



柚莉から特大の雷が落ちた。


「バカ杏樹がっ!どこほっつき歩いてたの!?」


あまりの形相に、相澤君が止めに入る程…。



「ごめんなさい……」


シュン……となって謝った。




柚莉は、あたしに何かあったじゃないかと心配したらしい。


誘拐とか…暴行とか……。





ひとまず柚莉は許してくれたんだけど…

まだ雷を落とした柚莉よりも怖い人が残っていたんだ。



「なんで俺に言わなかった?」



いつもより数倍低い声で、問いただしてくる。

この作品のキーワード
秘密  甘々  俺様  地味子  陰陽師  妖怪  王子様  ドキドキ  社長  お嬢様