ラブハンターに狙われて。
第3章

初めての喧嘩

直紀side



「直紀…大丈夫?」



心配そうな顔で、持っていたバッグからハンカチを取り出し、俺の顔を拭く奈津。



「大丈夫だ。気にするな」



こんな事ぐらい、なんて事ないさ。


「そんな事より、場所を移動しよう。このままじゃ、風邪ひいちまう」


奈津の手を引いて連れてきた場所は、きょう、この日の為に用意した



「ここって…」



「そう。スウィートルーム」



奈津と一緒に、最高の時間を過ごす為に。




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