さんざ語られてきた哲学
はじまり
始まりは、突然にやってくるが、その瞬間はわからないものである。

良きにしろ悪しきにしろ、暫くして始まりだったと気づくが、
すでに気づいた時には、もうどうにもならない。
過ぎてしまった時間、終わってしまった事実は戻らない。
これは成るべくしてなったこと。

あとはただ、その始まりを受け止めて、
自分の役目をこなすだけ。
その後は、行くべき方向を見定めて
思うがまま行くのみ。
どれだけ悩んでも一生、どれだけ気ままにあっても一生。
究極はそこに至る。

それにより降りかかってきたことの責任は、自分に掛かってくるだけ。
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