生徒会とメガネっ子
*2*
―生徒会男子陣Side―

「おい、瞭。お前綾ちゃんに何言ったんだよ。」

健紫が瞭を問い詰める。

「それは…」

「綾ちゃんのこと想ってるのは瞭だけじゃないんだからね!」

「お前だけ抜け駆けなんて許さねえからな!」

「…」

梓と洋仁に厳しいことを言われた瞭は返す言葉がなかった。

(俺だって、綾のこと…)

慧市はひそかに闘志を燃やしていたのだった。
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