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次の日、昨日の言っていた通り
エミは会社を休んだ


会社で俺と顔を合わせたくない程
エミにって残酷なことをしていたのだろうか


俺だけが苦しい思いをしているのではないのかもしれない



その日はいつもより早く帰ることができた


といっても、チビ達が起きている時間ではなかった



玄関を開けると
リビングの明かりが見えた

美咲が起きている証拠
それだけでなんだか嬉しくなる自分がいた

しばらく会話らしい会話もしていなかった。今日は久しぶりに、一緒に飲もう


そう思いながら
リビングのドアを開けた…



「あ…お帰り~…」


テレビもつけずに
ソファーに体育座りをしていた美咲


「ただいま。どうした?テレビもつけないで…」


「うん…。ボーっとしてた」


そう言って向けられた笑顔が
なんとなく寂しそうだった


まさかエミが休んでまで美咲に会いにきたなんて思いもしない俺は


「疲れた顔してるぞ。大丈夫か?」


なんて、呑気な発言をしていた


「……大丈夫。疲れが溜まってるだけ」


「あんま、無理するなよ?」


「……うん」



酒なんかに付き合わせるより
たっぷりの睡眠が必要なんじゃないかと思った

だから


「もう寝な。あとは自分でできるからさ。」



あの時、美咲は何を感じていたんだろう…


「…………」


何も言わず、寂しそうな笑顔を向けた美咲は、小さい声で「おやすみ」と言って、リビングから出ていった








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