いじめ【嫉妬】

楽しい生活。

「山崎先輩ーっ」

遠くの方から、大声であたしを呼ぶのは

後輩の、笹井美優だった。

「どしたの?みーちゃん」

あたしは美優の事をみーちゃんと呼ぶ。

『みゆ』の『み』を取って、みーちゃん。

「はぁはぁ…っ。

先輩、これ先輩のですか?」

みーちゃんの手には、あたしのケシゴム。

結構使い古していて、ボロボロに

なっていた。

もう、新しいの買っちゃおうかな…。

小5から使ってる奴だし…。

「うん、それあたしの。

もう結構ボロボロだし、新しいの

買うから捨てといていいよ」

笑顔でそう言うと、みーちゃんは

はい!と言って、去って行った。
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