「ではー。今から『夏の会』を始めま~す!! 各自、準備に取り掛かってくださ~い」

谷川くんのこの言葉を皮きりに、総勢30名での『夏の会バーベキュー』がスタートした。

あ…。銀先輩。

久し振りに、遠目に銀先輩の姿が見える。胸がドキッと跳ねる。

時々、銀先輩は私を射抜くような目で見てくるが、その都度私はそっと顔を横に反らした。



「環チャン久し振りだね」
「今日の幹事頑張ってね」
「後で一緒に飲もうよ」

何だろう?
今日はヤケに男性の先輩方に声を掛けられるような。

頭にハテナマークが浮かんだ頃、思考を遮るような大きな声が。

「環~!! こっち手伝え!!」

みんながその声に反応するかのように顔を上げるが、すぐみんなは作業に戻った。

「うん、もう。恥ずかしいじゃない。みんな見るし」

「いいんだよ。"ホイホイ"なんだから」

訳の分からない単語を言う谷川くん。

いつの間にか『環』て呼び捨てだし。

まっ、いっか。


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