最近、サークル内で囁かれている噂。

『銀次が変だ』
『何かの病気か?』
『環ちゃんには声を掛けるな。睨まれるぞ』
『場所を考えろ。目のやり場に困るだろうが』
…等々。

当事者の私の耳にもあからさまに聞こえて来るんだから、噂って言うよりは文句なのかもな。

激変? 豹変? とは、こういう事を言うんだろう。

カレカノになって以来、銀先輩の私に対する態度が180度変わってしまった。

とにかく、どこでも甘甘ベタベタなのである。

される私も慣れずに、何か変な感じだ。

「今、何考えてたんだよ。教えろよ」

「え? 先輩の事?」
さすがに文句とは言えないが。

既に腰に回されている腕によって、ぐっと引っ張られ体がより密着した。

「かわいい。もっと考えろ」

先輩は思考まで楽天的になっちゃったらしい。

耳もとに口を付けて囁いてくる。

「ぅ…ん。くすぐったいから止めて」

ダメだ。変なスイッチまで押しちゃったかも。

サークルメンバーが集まる部屋のベンチ椅子に座っている私たち。

他の方が見てますから。
恥ずかしいですから。
ねぇ。止めましょうよ。

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