愛羅武勇

結奈*サイド

翔くんの部屋…。

すごく綺麗に片付いてる。

あたしの部屋とは大違いだぁ。

あたしの雑誌、漫画だらけの部屋とは。

「結奈、こっちおいで?」

翔くんはベットに腰掛けてゆっくり、いつもより低い声で言う。

ギシッ

あたしも翔くんに従ってベットに腰掛ける。

「俺、本当に好きだから」

翔くんは、いきなりそう言いだす。

あたしの顔が紅潮していくのが自分で分かる。

「あたしも、その…す、すき、です…」

ちゅっ

「ン、~ッ!はぁ、、ン、」

押し倒されて、あたしの足の間に翔くんの足を入れてきながらキスをした。

物凄く恥ずかしくて、顔を隠したいけど、翔くんがあたしの手を片手で掴んでるから隠せない。

「敬語使ったら、キス。って言ったよね?もしかして、してほしかったの?」

あまりにも近くで言うから、あたしの顔が今までで一番くらいに赤くなってるはず。

「顔、赤いよ?」

あたしを挑発するような、そんな言葉。

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