ずっと貴方を・・・・
彼との時間
一樹くんはいつもまっすぐ家に帰ってきて私を心配してくれる・・。


「一樹君・・どうしてここまでしてくれるの?」


「・・・・・実は俺・・かなみのこと好きだったんだ・・小さい頃から・・でも・・お爺さんに引き取られるまで言えなくて・・立派な男になったら迎えに行こうって思った・・」


「私に恋人ができても?」


「・・・そいつがホントにかなみを幸せにできるやつで、かなみがそいつしか愛せないって言ったら諦めて身をひいて見守ることを考えた・・でも・・少しでもチャンスがあれば、奪う気マンマンだった・・俺はかなみしか好きになれないから・・・」




「一樹君・・・」



あのころは彼のことは兄弟にしか考えていなかった・・・

今は・・どうなんだろう・・



「かなみの気持ちがおれになくてもいいよ・・そんなすぐに気持ちは変えられないことはわかる・・・」



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