眠っていたあたしを起こしたのは、差し込む朝日や小鳥のさえずりなんかじゃなかった。


携帯のアラームや目覚ましの機械音でもなく、可愛くあたしを呼ぶ声だった。





「桜ちゃん、桜ちゃん」


「ん?」


「起きてよ」


「ん?どうしたのケイくん」





返事は返すものの目を開けないあたしに、乗りかかり体を揺らして起こしてくる。





「ケイくん、重いよ」


「桜ちゃん、起きる?」


「うん、起きるからね」




あたしは眠たい目を開けて、ケイくんのほっぺを両手で挟んで微笑んだ。




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