お前にだけは、愛して欲しかった。
他には何も。





目を瞑ったら、

瞼の裏には僅かな光が見えた。

…薄暗い、今にも闇に包まれそうな

そんな淡い光。






目を開いたら、

目の前にあいつがいた。

…真っ直ぐで吸い込まれそうな

そんな黒い瞳。

























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