空が恋で満ちる時
プロローグ

辺りが薄暗くなってきた頃、

体育館の裏、桜の木の下……


私はここに、隣のクラスの高橋くんから呼び出されていた。


「待った?」


「ううん、全然っ」



(これってきっと――)



告白、じゃないの!?


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