ナンパ男との恋 1巻
第十一章 女として
「ねぇ、春菜
今日の帰り けんちゃんの家寄って行かない?」

「いとこくんの?
どうして・・?」

「んー・・・ふふふふ
翔ちゃんが 夕方
けんちゃんの家に寄るって
昨日 けんちゃん情報で教えてくれたから・・・
私1人では行く勇気ないし
・・・だから
春菜 一緒に行こ?
お願い!」


そんな可愛く
お願いされたら
絶対 断れないし・・・


「分かった。いいよ。
でも 美香
その翔くんって人と
連絡とって 2人で会えばいいんじゃ・・?」

「わームリムリムリ・・・
電話するなんて
心臓なくなっちゃうし。」

そこまで言わなくても・・・・

「っていうか
でも いとこくん
仕事でしょ?」

「そうなんだよね~
翔ちゃんも 仕事で
たぶん、5時半くらいになるんじゃないかなぁ・・・」

「じゃあ、一度家に帰って
着替えてからでも良くない?」

「それは・・・私も その方がいいけど
春菜が面倒かなって思って・・」

「平気だよ。制服じゃ
美香 せっかく会えるのに
もったいないじゃん。。
5時くらいに 待ち合わせしよっか?」

美香は 臆病だけど
積極的でもあるから
少し うらやましい・・・

私は 臆病ばかりで
何もできないから・・・・


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