ホイッスル
きっかけ


試合の一週間前私と詩良は公園で
自主練習をしていた。


「詩良休憩しない?」


「先にしといて!もうちょっとだけ。」


「わかった!!」


私は、近くにあったベンチに座っていた。

小さな子が遊んでいたボールを
追いかけこっちに走ってきた。

「あぶない!!!」

悠は、そう叫んだ。

「えっ」

遅かった。

詩良は、そのボールを追いかけて来た
男の子が思いっきり詩良に
ぶつかってしまった。


< 4 / 27 >

この作品をシェア

pagetop