加害者は俺、被害者は私。

「こんにちは!!珀、来たよ!!」

朝から少し高めの声が響く。

「こんにちは、珱平さん」

私もにこりと笑い、会釈する。

これが、毎日の日課になった。

私達は、急速に仲を深め、名前で呼び合うほどになった。

「今日はさ〜先生に、寝てたら起こされてね〜?」

珱平さんは、すごい勢いで喋りまくる。
私が初めて聞いたとき、マシンガントーク過ぎてついていけなかったくらいだもん。

でも、毎日色んな話しを聞かせてくれて、正直楽しい。

珱平さんに、加害者に…救われている。

コンコンッガラッ

「あら…」

お母さんがきた。




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