君まで2ステップ

最大のコンプレックス

【晴輝side】


「おい母さん…起きろよ。いい加減遅刻すんぞ?」

「ん…っ…まだ眠いのぉ…。」

「いーから起きろっつーの!!」


俺は布団をかなり強引に奪った。
こうでもしないとこいつは絶対起きない。


「さ…むい…っ…。」

「うわっ…おい!!バカ!!離せよ!!」


俺に抱きついて暖を取ろうとするバカ母。


「う~ん…陽…っ…。」


しかも俺を父さんと間違えてる。ホントバカ…。


「お兄ちゃん、大丈夫?」

「陽菜!!父さん呼んできてくれっ!!」

「うん。ちょっと待ってて…。」



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