先生は旦那様
第3章 甘い匂い

【亜依菜side】

海ちゃんが急に退学となり驚いた。


理由を言わないからいろんな憶測がクラス中に飛び交う。


家に帰り海ちゃんがやめた理由を聞いても個人的な問題としか答えてくれない。


まっ別にいいけど。


それより毎日のこの状況になれない。


『あの毎日言いますが絶対に入ってこないでよね!!』


『入らねぇよ。でもさ俺先に帰ってきたじゃん。そしたらあの部屋で…あっなんでもねぇ。』


『ちょっと気になるじゃん。』


『聞きたい?聞かない方が…。』


『そんな言い方されると聞きたくなるじゃん。』


『本当に聞くの?実はさぁあの部屋から女の悲鳴が聞こえてきたんだよね。』


ぎゃあああ!!


『そんな話せないでよね。』


『だから聞かない方がいいっていったじゃん。』


もう怖くて寝れないじゃん。


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