会長サマのお隣。



本当は、会長の言葉の意味をちゃんと理解できていたのかもしれない。



聞こえてきた言葉が先程と同じで、どう反応していいのかわからなくなってしまいます。




『で、でも…っ!』



とりあえず、否定の言葉を述べる私。



私だけが教科書を見るなんて、そんなことはできないし、しちゃいけない気がします。




だって…



『それじゃあ、会長が見れなくなっちゃいますよ?』




ちゃんと持ってきた会長が見れなくて、忘れてきた私だけが見れるなんて、絶対おかしい。



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